Microsoftさん、自社モバイルWindows Phoneをまたまたぶん投げる。
MicrosoftさんにおけるWWDC的な「Build 2016」で何の発表も無かった模様。
恐らく、Microsoft内ではWindows Phoneは完全に無視されているのだろう。
Luminaを買ってる人呆然。
雲行き怪しかったけど、もう、語ることもしない模様。
Xamarinっていうスマホアプリ作成に特化した開発環境をMSさんが買収。
iPhone向けのアプリもAndroid向けのアプリもVisual Studio(C#)で作れるってわけで
MSさん的にはiOSでもAndroidでもどっちでもいいぜ!ってね。
モバイルファーストでありクラウドファーストだけど、自社のモバイルデバイス=Windows Phoneには全くコミットせず。
コミットどころか触れもしなかったというのだ。
ハードやOSにはこだわらず、開発言語、自社で作ったBASICを全世界に!って言うMSさん=ビル・ゲイツの野望に似ているわけで、またMS ExcelがMac上で大人気だった頃のMSを思い出します。
サトヤ・ナデラの理想は 若かりし日のビル・ゲイツのそれに似ているのかもしれない。
…そう、こういった姿勢はMSさんにとって何ひとつ珍しいことではなく、Windowsを世に出す前のMSさん的には非常に当たり前のことで、プラットフォームなんてどうでもいいから、自社の「機能がギッシリ揃っているサービスと開発環境をあまねく世界のみなさんに利用していただこうぜ!」っていうメッセージが再度流れたまで。
んで、Windows Phoneは再び冷たい土の中へ。
Windows Phoneのシェアが
全然伸びなかった。
ってのが一番の理由でしょう。
コレまでの期間にWindows Phoneが20%とかシェアが取れてればまだ世界は変わっていたのかもしれませんが、状況的に成熟しきったAndroidやiOSはシェアを分けてくれなかったのでしょう。
しかも、MS Office365などのサービスはわりと順調に浸透してきているようにも思えますのでね。
ビジネス用にとWindows Phoneを買った人も多いでしょうけどご愁傷様。
Windows Phoneを担いだ皆様もご愁傷様。
うーん。
似たような境遇のものにChromebookがあるけれど、アイツらはアメリカの教育市場で伸びているらしいから、そのままほったらかしになるんでしょうね。
MSさんがココにちょっかいを出さないのは少し不思議。 ってか、エンジニアを育てる意味ではVisual Studioがきちんと動く プラットフォームを教育機関にぶっこむメリットってのは大きいと思うのですが…。
話を戻すと、暫くの間、Windows Phoneは冷たい土の中。ということで、この状況が変わるのは、恐らくCEOのサトヤ・ナデラが去ることになっらりして、それ以降に運が良ければ復活するといった感じではないでしょうか?
メーカーもユーザーもゾンビがいっぱいだよね…。
完全に時流に乗りそこねた感のあるWindows Phoneが少しだけ可哀想に思えたりする訳だ。
情報源: さよならWindows Phone―Build 2016でMicrosoftは自社スマートフォンを無視 | TechCrunch Japan