トランプ大統領が「Apple製品を全部アメリカ産にしろ!」と無理難題をふっかけてくるよりもはるか以前…
インドのモディ首相がティム・クックに「インドで商売したいなら販売するApple製品の3割をインド産にしろ!」と無理難題をふっかけてたのをご存知でしょうか…?
モ:「インドで商売したいなら3割以上をインドで作るアルヨ!!」
ティ:「そんなバカな~」
モ:「約束ねー!中古品の販売とか絶対認めないよーー!!」
…と、言った経緯があり…
この度、めでたく「iPhoneの生産地がひとつ増える」というニュースが飛び込んできました。
ビバ、マサラiPhone!
場所はインドのカルナタカ州の州都であるバンガロール。
請負会社は台湾のWistron。
現地スタッフの雇用などももちろんあるでしょう。
※なお、インド産のiPhoneはインド国内でのみ流通をする模様。
確かに、国民12億人のインドで販売ができるなら商売の鬼ティム・クックに他に選択肢はない。
インドだろうが台湾だろうがどこにでも製造拠点を作って売りさばくしか!
(お得に販売できるなら、どこで組み付けてもキニシナ~イ♪)
更に、インドなら人件費の圧縮も見込める。
で、そのiPhoneの発売時期ですが、なんでも、今年の4月から発売なのだとか。
折衝から約7ヶ月と意外と早い時期に実現しているわけで…
トランプ大統領が強く示唆したことで、今年9月発表のiPhone8がアメリカ産になるっていう憶測もありますが、インドでの成功体験が物語るとおり、中国で組み付けなければならないという道理は無いようで、アメリカでも別の国でも組付けレベルであればすぐに対応ができるようになるんだなと。
あと、面白いのは基本的には組付け会社の台湾のWistronとの契約は守りつつ、生産拠点を移すだけという対応をしてきたこと。
これは、Foxconnがアメリカに組付けレベルの生産工場を設置しようとしている現状に符合します。
アメリカは契約社会ですが、なせばなる部分が結構あるんですね。