デルさんが本日11/11、Chrome OSを搭載するノートPC
「Chromebook 11」
の個人向け販売を始めると発表。
発表だと最小構成で3万前半から(税込みで3万中盤に…)とのこと。
先行しているAcerのChromebook
「ACER Chromebook C720」と比べると
メモリが2GBでデルの方が非力で少し重いですが
実際にビックカメラやヨドバシで触れるので
欲しい人はまず製品に触れてみては?
先行して販売するAcerの方がスペック的には良い気もする。
どちらも11.6インチで1.3Kg前後なので
Macbook Airの11インチと大体同じ。
(Macbook Airは大体1Kgで9万しないくらい)
■Chromebookはまだ早い?
実際、まだ第二世代くらいのところで、ネットブックと同じ臭がしますが
15インチ位のサイズのものが日本で出回るようになったら
一気にビジネスシーンはひっくり返るかもしれませんね。
3万でノーパソが買えるっていうのはかつて通ってきた道ですが
サイズ感がこれで保てればというところかなと。
OSがChromeOSだということで
Officeユーザーにとってどうなることかというのが少々気になるところ。
そして、細かな問題が散見できてわかるように、
まだ買うべき時ではないような気がする。
■タブレットとの折り合いは?
ノートPCが大きく飛躍するようになると今度はiPadのような
スレートタイプ、タブレットはどうなるかというところに注目が行くところですが
タブレットは市民権を得つつありますし、ノートパソコンの物理キーボードが
必要な人とそうでない人がぱっくり別れるところがどこかにあるでしょうから、
その辺りで折り合いがつくものかと思います。
また、iOSをメインで使っている人は~ といったわけかたよりも
何が必要かということになってくるのではないでしょうか?
■そんなことより、Google社内でのコンセンサスは?
気になるところとしては、AndroidとChromeOSの住み分けでしょうか。
ChromeOSは物理キーボードありきのヴラうざ派生のOSで
Androidはスマホ起源のOSですから、タブレットでは
どちらかと言うとAndroid、そもそも、Androidのタブレットが
市場で生存できるのかといったところが疑問になりつつ有りますが…。
Googleさん的にはAndroidは幅を利かせすぎず、
ChromeOSにシフトすることを人事的には考えているようで
この先の世界の方向性からすると、文字を多く打つビジネスは
PCでという以前のスタンスが揺り戻しで戻ってくるのかなとも。
■実際、まだ早いんじゃね?
少し長くなったのでここらで締めますが、
Chromebookは個人では買えるようになったけど
まだまだ早いもののように思います。
アメリカの教育機関で導入の割合があがってきているようですが
公開デバッグ状態と言いましょうか…
ちょうどAndroid1.6のような状態と言いましょうか。
アーリーアダプターな方々は手にしてみると話題にはなるのかも。
仕事での利用を考えるひとは、正直、SSDをたっぷり積んだ
普通のノートPCを買っておいたほうが今は幸せかなって思います。
大量生産で安くできるってのは確かですが
そのコストカット力にも限りが有りますからね。
意外と値段はウソ付かないってことで。
ネタ元
デル、Chromebookの個人向け販売をスタート 3万1980円から
ITmedia ニュースさん.
Google Chromebook、米国小学校市場で売上トップに(IDC調べ)
TechCrunchさん.