Cloudっていうと5年前くらい、スタートアップ企業がバンバンスペース貸しをして、人が集まったらマネタイズ☆っていう算段でネットの海に漕ぎだしたってイメージなんだけど、その大航海が大後悔になりそうな勢いでニュースがやってまいりましたとさ。
数日前にDropboxがサービスを絞ってコアビジネスにコミット。
そして、今日Evernoteがサービスを絞ってコアビジネスにコミット。
結果にコミット!
な~んて言ってる場合では
ないっす。
ブーチ、ブーチ
んで、Pogoplugとかも無料サーバーを提供してましたが、2015の夏前には5GBレベルの無料提供をやめてモゴモゴ…。という感じになってましたが、
ココに来てCloud系の覇者だったサービスも
旗色が悪くなっているご様子。
そうなると、GoogleとMicrosoftが何となく残って、iTunesなどサービスが各種あるAppleもそのままっていう状態になるのかなと。
クラウド上にデータを置く、ファイルっていう概念がそこまでなくなってきた、ここ2年クアイでクラウドの意味合いは非常に自然で当たり前のものになってきたところがあったと思うのだけれど、その当たり前を支えていくはずの2つのサービスが微妙な状態っていうのもなんだかとっても象徴的なことのように思います。
GmailやiTunes、Kindleなどのように、デバイスを変えても当たり前に使えて、ファイルをダウンロードとかじゃなく、自分の使いたい、要求に対して自然にそこに有るっていうのが具現化してきただけに、非常に困ったもんだなと。
私的な感情も含めての予測では、
Evernoteはもう少し辛抱すれば化けそうな気も
するのだけれど、上級副社長が抜けたり、ボードメンバーが変わったことが、刷新という感じでいい方向にシフトしていけばいいのではないかと思った次第。
Dropboxについては、PC用の外部サーバ…
っていうイメージがずっと後を引きずっていて、そのレガシーな雰囲気が払拭できないまま拡大していっているわけで、Microsoftがサーバサービスの無料領域をやめないまで、ライフの削り合い、資金がショートするまでのチキンレースは続くように思います。
Googleさんに関しては、サービス主体なクラウドを抱えているわけで、Evernoteにとっての目の上の少し気になる「こぶ」なんでしょうね。
デバイスやOSレベルでのサービス提供ができるプレイヤーが居るところから始まっている競争であり、最終的にはApple、Google、Microsoftがライバルになることはわかっていたわけで、それらIT界の巨人に対して何らかの対策が打てなかった時点で終わりになっちゃうのかもしれませんね…。
Evernoteに関しては、APIの維持とメインサービス強化をし続ければ延命はできるでしょうし、どこかで華が咲くこともあるようには思いたいと。
旗を振ってたプログラマが居なくなったことが凄く不穏ですが…
僕さとーは、いまから仕事のクラウドにお金を出すのならと言われたら
MSさんは嫌いだけれどOffice365だ
と言うでしょう。
他のところは、まぁ色々あったので。
はぃ、色々と…。
クラウドってなんだか銀行選びにも似ているなって思った次第。
情報源: Evernoteの波乱続く―Alex Pachikovなど著名副社長2人が辞任 | TechCrunch Japan