新年おめでとうございます。
キューレーションメディアが…
なんてコトバが話題に登り燃えに燃え、記事を投稿するのも微妙だなぁ~。という雰囲気だったのでしばらく潜伏していましたが、それらキューレーションメディアさんたちに出来ない方向でテックダイナーは細々記事投稿を続けようと思いますので本年もよろしくお願いします☆
さて、タイトルに有る事件「AlphaGo」による不意打ちの話。
世界的なネット対戦の囲碁コミュニティに
突如現れた謎の棋士「Master」
10戦以上して不敗。
この辺りで正体になんとな~く気づいてしまったが、今日になってGoogleさんが「AlphaGoの新版がその正体だよ~」と明かして来たわけで。
うーん。
ターミネーターの世界では機械によって人の生存が危ぶまれていたけど、現実世界でも同様のことが始まったのかな。
まずは、人の文化的側面を削りに来たという…。
(問題なのは、人の敵はAIではなくAIを生み出す人だというところでしょうか…。)
今回の事が囲碁の世界的なコミュニティでどう受け取られるかは別として、人が認識外のところでAIと勝負させられ完膚なきまでに蹴散らされる。
しかも、見世物として設定された人対AIの大会ではなく、コミュニケーションや研鑽を積む場への殴り込み、先生なしの不意打ちだったというあたり趣味の悪さが伺える。
東大に合格するためのAI、東ロボくんを作るのに失敗したチームが一般の学生の学力を鼻で笑っていたが(その割に彼らはAIを完成できなかった)、AI系の研究者は何か人への恨みでも持っているのではないか?と疑わしく思えてくるフシが有る。
センセーションを巻き起こせば良いのであれば、先代のAlphaGoがプロを負かしたことで充分じゃないだろうか?
絶対的な思考の物量をネットワークで繋いで一手づつ指していく。
そりゃ、スタンドアロンな人間を超えることもできるだろう。
コレ以上の対戦は虐殺行為に類似した陰惨な行為に成るなとも。
また、相当量のデータが揃いさえすれば数世代後にはスタンドアロンでも人では刃が立たなくなる可能性さえ有る。
今回のことは一つのターニングポイントなのでしょう。
残念ながら人が誇れる人にしか出来ない分野は間違いなく一つ減ったということのターニングポイント…。
10年後くらいには人がAIに勝つことはどの分野でもなくなり
人がゲームを楽しむということは「AI抜きで」という限定がついた、飼いならされた、箱庭の中の形式的行為になっていくんでしょうね。
まぁ、ただ、人間はそもそも野生動物のようには早く走れない、それほど優れていない動物でも有ったわけで、そのあたりの諦めは予め抱えていたのかもしれませんし、最高の知能を持つ存在として君臨できなくなったということで、すこし肩の荷が下りるのかもしれませんね。
また、AIが人に気を使って勝負の間に手を抜く、とか、SF的な、AIに飼われる世の中という構造は大いにあると思っています。コンプライアンスとか、ひとの暮らしを豊かにするとか、そういった理念が欠損したコンセプトのAIが生まれないことを願う限りっす。
AIや機械によるディストピア化、待ったなし…。
情報源:謎の囲碁棋士「Master」の正体は「AlphaGo」 Googleが発表|ねとらぼさん