★WebP、ウェブピー?なのかな?
GoogleがJpegより読み込みがかるい画像フォーマットを
自社開発してそれを発表したらしい。(情報元ITmediaさん)
★登場の仕方が面白い規格「WebP」
おそらく「みんな使ってよ~」っていう感じの発表ではなく
自社リソースを減らすのも目的のうちとして
(たとえばGoogle画像検索)開発していて
「Googleのサービスを使うのなら、
ブラウザをWebPに対応させておくこと。」
って言うことだろう。
つまり
Googleは自社リソース、サーバ容量、回線など
トラフィックを減らせる。
ユーザーは利用時にストレスが減る。検索が早くなる。
そんなメリットがたくさんある世界が待っているって話だろう。
ただ、ブラウザベンダーがどう対応するのかが見ものかも。
★自社規格を押し付けるGoogleの力技。だが、それがイイ。
自社規格を押し付けるって言うのは結構むちゃくちゃな話だし
うまくいかないとFlashを要するAdobeさんのように
一部の領域でつまはじきになってしまうって将来も見える。
まぁ、Googleさんは世界のGoogleだ。
Googleのパワーをスマートかつスムースに利用したい人は
WebPだろうがWebBだろうが、つかうだろう。
★粛々と用意していたシナリオ。デススター=Chrome?
また、Googleが自社ブラウザChromeを先に用意していたのは、
こういうときに効果があり、誉められてばかりもいない
ブラウザだがGoogleを最も軽快に使いたいユーザーを
取り込める可能性があるという意味では、
他のブラウザベンダーへの抑止力になるわけだ。
(その点AdobeはFlashは持っていてもプラットフォームである
iPhoneにかわるケータイデバイスを自社では持っていない。
だから、交渉に際して微妙なスタンスにとどまらざるを得ない)
ブラウザベンダーはWebPが脅威に感じられても
対応せざるを得ないだろう。
たとえばブラウザベンダーとしては新参者のAppleも
スマホ業界ではトップスター状態だが
iPhoneやMacでの対応を見あわせようとすると
すかさずGoogleはAndroidのブラウザで対応をしてくるだろうし
Webkit(つまりApple産ブラウザの元)を活用した。
Chromeブラウザを登場させMacに対応させてSafariユーザーを
切り崩しに掛かってくるだろう。(MacでChromeってレアだけどね)
また、Appleは検索においてGoogleを無視できない状態
にあることを自認しているので、WebP対応を表立って
拒むことはしないだろうし、事実上しないだろう。
★便利になるのは良い事だ。(でもこの先どうなるの?)
というわけで、一般ユーザーが意識しないところで
WebPって言うフォーマットは成熟しある日突然Photoshop
なんかにも導入されてくることになるんでしょうね。
JPEG2000がうまく行っていないが、Googleが旗振りをする
WebPは意外と規格としてうまくいくんじゃないかと思います。
(できればロスレス圧縮の規格も旗を振ってほしいものです。)
ただ、Googleの独走ってちょっと怖い気もしますね。
WebPの「P」はプロデューサーの「P」?
ネタ元
ITmediaさん
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1010/01/news027.html
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1009/27/news052.html