難しい話をもう一本。
今度は球面フォトセンサー・曲面イメージセンサーの話。
「レンズが丸いなら、素子も同じ曲面にしてしまえばいいじゃない?」
ってマリー・アントワネットが言ったかどうかはわかりませんが、この種の特許は結構出回って来ておりまして、特にSONYさんが実用化してきています。
これが自撮り専用カメラCyber-Shot DSC-KW1。(香水じゃないよ)
残念ながらレンズも素子も見えないから、なにが先進的かサッパリわからないw
日本じゃ見ないカメラですが、それもそのはず中国で実験的に2年前に発売したカメラで、その頃ちょうどこの曲面イメージセンサーもカタログに出てきたりしています。
ほぃ。
その名も「Curved Exmor RS」
んで、このセンサーとかレンズ、なにがいいの?って話ですが…
「フイルム由来の平たい四角形」をした「平たい素子」に満遍なく四隅まで光を当てなくていいのでレンズの補正があまり必要ない。
四隅がおしゃれ写真みたいに薄暗くならないよう、色々努力をする必要が無い。
色々努力をする必要が無いからレンズの枚数が減らせる。
少ないレンズでくっきりとした写真ができる。
レンズが少ないのでiPhoneも薄くなる。
って運び。
まぁ、理論上。
今回の特許に関して言えば、レンズの部分の特許も含んでいるのだろう。
でないと、この曲面イメージセンサーの話にかんしては、SONYが前からやっていることで、それほど新しい話でもないわけで。
3枚レンズ、トリプレットというオーソドックスなレンズ構成でしかも高画質の像が結べるならこれ幸い。
通常、四隅が流れたりするんだけど、曲面イメージセンサーがその辺りを補うことになるのだと思う。
うん。
コチラは、iPhone7、iPhone7Plusのどちらに入ってもいい話だけれど、手ぶれ補正ユニットを伴ってiPhone7に入ってくれると嬉しいかも。
iPhone7Plusは光学ズーム、iPhone7は曲面イメージセンサー。
こういう並びだと何だか未来を感じる。
情報源: 用いる超薄型・高画質カメラの特許を取得 – GIGAZINE
情報源: Sony新開発の曲面イメージセンサー「Curved Exmor RS(IMX271SMK)」のスペックシートが公開、スマートフォンでも使用されそう | juggly.cn