米Amazonが8月10日、ウェブアプリケーション    
「Kindle Cloud Reader」     
を発表。     
Web上で提供するWebアプリケーションサービスのローンチ。
  
ブラウザ内で動くアプリエーションでコンテンツを提供し始めたわけだ。     
PCであれiPadであれ、Androidであれ、SafariやChromeが動けば     
「Kindle」用電子書籍が閲覧できてしまうわけだ。     
(今後対応ブラウザは増える模様だが、いまのとこWebkit系のブラウザで検証済みらしい      
ちなみに、PCで使おうとするとアプリのインストールを求められる。)
Kindle CloudはStoreとReaderの大まかな2つのアプリで構成。    
使う側からするとプレーンに2つのWebサイトといった感触なサービスです。
また、米国量販店「Walmart」傘下のオンラインビデオサービス    
VUDUも8月9日足並みをそろえたかのように     
Webアプリでの提供を開始すると発表した。
米国のiPadユーザーはSafariで「www.vudu.com/movies/」に行く     
ことで映画をレンタル・購入できるようになったようで。
Appleが同社の新しいアプリ内購読規制を強化したことを受けて、    
アプリケーション開発側は電子書籍の購入や購読申込み用の     
外部機構へのリンクを一切外す必要があり。     
Appleのプラットフォーム上のApp内でマトモに商売をするには     
とにかく30%をAppleに払わなければならないと言うもの。
さすがに30%も全品払ってたらオマンマ食い上げだ!ということで    
今回の様な回避策をとったんでしょうね。
      
で、本当のところは回避策なのかこのあとずっとHTML5で行くのかは     
解かりませんが、お客の定着とAppleの腹づもり次第なんでしょうね。
まぁ、こういった縄張り争い如何では同じ分量の仕事をしても    
全然儲けも変わってくるでしょうし、Appleもコンテンツホルダも     
真剣なところなんでしょう。     
(AmazonはそれでもAppleユーザーの上客は逃したくないし     
AppleもiTunesを前面に押し出しすぎるとAmazonなどが居なくなるし     
非常に難しい微妙なせめぎ合いなんでしょうね。)     
 
で、早速いま、AmazonのKindle cloud readerを触ってみたけど     
印象はやはりWebブラウザですね。
Appでネイティブ環境にアイコンが置かれない分    
習慣的にこの「Webアプリ」を使わないと     
「Webアプリ」というか、Webサイトの存在感が     
希薄になってしまうと言う微妙な状態になりそうですね。
つまり、EC+リーダーを実装したサイトを    
活用し続けるにはユーザー側の慣れと慣れるまでの     
努力が必要というところかと。
似たようなサイトがないか考えてみたところ    
Jコミさんがちょうどそんな感じかと。
Jコミさんでは丁度ムラサメというビューアーでPCやiPad向けに     
コンテンツを出してますが大体そんな感じですね。
Jコミさんは無料だから見るけど、Kindleやビデオを    
Webで見ると言う様式は定着するのか少し疑問です。     
(Youtubeとかも無料だから見る。ニコニコ動画とか有料でも     
面白ければ見るって人もいるし、価値をどう作るかなんでしょうね)
Kindle Cloudに関しては、書棚としての価値が出てくれば     
定着するのかな?とおもったり。
<クラウドにはまだ負けないぞ!
ネタ元
アマゾン、ウェブアプリ「Kindle Cloud Reader」を発表–HTML5に対応     
CNET Japanさん
広がるAppleの“App Store税”対策 ビデオ配信のVUDUもWebアプリを公開     
ITmedia エンタープライズ.さん
Kindle Cloud Readerさん    
https://read.amazon.com/about
Jコミさん    
http://www.j-comi.jp/