Appleが公開文書でFlashとの決別の理由を再定義している。
Engadgetさんの記事を読むに「なるほど」という印象。
基本的には「Appleが作った島を荒らすな」という戦略的な不穏な将来を   
断ち切る牽制球。Adobeの野望をくじく弾丸といった感じ。    
司法省がなんと言おうが、コレは打たなければ成らない手だったのだろう。
●“Adobe”夢半ば???   
Adobeは常々プラットフォームに関わらない覇権を取りたがっていた    
 その思考は2006年の5月ごろからず~っと変らず、OSの文化に関わらず、    
 自社商品がキーになり、アプリケーションレイヤーで覇権を獲得する。    
恐らくこの文書は印象操作というより、法的判断に     
ブレを起こさないための基礎作りなのでしょう。     
(Appleに独禁法がらみの捜査が入るかもといううわさも。)
また、Adobeに対しての「ここまでパンチを打つ」という    
Apple側の攻撃内容の明示にもなるので、喧嘩状態で     
双方がエスカレートしていかないようにする文書なのでしょう。
AppleもAdobeもお互いMS v.s Appleのときのように若くは無いので    
ビジネス的な勧め方をするのでしょう。    
なかなか洗練されたパンチだ。
●H.264技術公開の真意w   
面白いことにAdobeはプロプライエタリ、Appleはオープン。     
と今回言い切る前に、H.264技術の公開を行っているところ。     
Appleは、AdobeにFlashの高速化に向けた開発をしてもらうため     
H.264を公開したという見方もありましたが、「オープンなApple」を     
演出するためのカウンターだったんですね。
狙うはクロスカウンター!
ネタ元   
Engadgetさん ジョブズからの手紙:Flashについて    
http://japanese.engadget.com/2010/04/29/flash/    
Cnetさん   
「Apollo」プロジェクトでFlashの「脱ブラウザ」をねらうアドビ    
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20110227,00.htm
アドビ、次期プラットフォーム「Apollo」アルファ版を公開http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20345446,00.htm
アドビ、10周年を迎えた「Flash」の今後を語る   
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20195808,00.htm