少し驚きつつ、なるほどと思えるニュース。
Appleさんが2010年に鳴り物入りで
サービスをスタートした
「iAd」が撤退を予定しているとか。
サービス品質を高く保つと謳っていたわけだが、広告出稿をする側にも、広告を掲載するアプリ側にも縁遠い状態が続いていたようで、iAdのシェアは全体のわずか5.1%しかなかったのだとか。
少しわからないところだが
「これらすべてをパブリッシャーにゆだねる」
としているところ。
中抜きしませんよ!
ということだと考えると、サービス自体は撤退をしないような…。
アプリを使うひとにしてみれば、どこの広告がアプリに入っていようと、特に気になることはないのだろうけど、アプリ開発業者からすると大きな話に発展するかもしれないのでもう少し詳しく聞きたいところ。
特に、
中抜きがなくなる
のであれば、
売上が上がるかもしれない
という淡い期待も。
今週中にも何らかの進展が発表されるとソースのBuzzFeed Newsさんは発言をしているのですが、日本ではそこまで大きなニュースではないし、アプリ内広告の文化が変わるターニングポイントになるような大きな出来事でもないように思うところ。
Apple自体がアプリ内広告という文脈に関して肌が合わなかったという状況の結果のようにも思えます。無料アプリがAppStoreでは引き続き人気の状態ですし、iAdが撤退するのであればサードパーティーの広告にもう少し理解を示してくれればなぁと思ったり。
なんせ、多くの中小アプリベンダーは広告で成り立っていたりもしますから…。
Nenetのアプリゾンビ東京も広告の収益で動いてます。 iAdがもう少し良ければ検討もしたんですがね…。
Nenetも自社アプリに実装する広告をどうするか?なんてことを考えるためにも、Appleさんの動向には引き続き注目したいところ。
情報源: AppleがiOS端末向けのモバイル広告プラットフォーム「iAd」から撤退予定 – GIGAZINE
情報源: Apple Steps Back From Its iAd Advertising Business – BuzzFeed News