数日前にマイコミジャーナルさんで掲載された(サイト移行で記事が消滅した模様)米『People』誌のサブスクリプション(定期購読ディスカウント契約)に関する
話が電子書籍を取り巻く環境で今アツイ。
リアル雑誌を買うのとiPadの雑誌を買うので
定期購読をするとリアル雑誌の方が断然安いという話。
Appleさんもこの話に折れて『People』誌を皮切りに
AppStoreでも定期購読向けにディスカウント販売を始めるということらしい。
Gigazinさんでもそのあたりを特集しているが
微妙に各雑誌の売れ行きを示すにとどまり論旨が見えてない。
日本では、紙の雑誌が魅力を失いつつ
電子書籍の発売にうまくスイッチできていない状況にあり
定期購読のディスカウント云々よりも、もっと悪い状況に
なっていると思う。
米では名のある雑誌が看板を生かして電子化→定期購読化
現金収入をきちんと得るタイプのマネタイズを行っているが
日本では、雑誌の名前が忘れ去られそうになっている
→そのうえ、電子書籍化が遅い→名前は廃れ電子書籍化の
爆発力がなく利権構造が多くできてしまい→どこの電子ストアで
雑誌を買っていいかわからない。
そんなことになっているんじゃないかな?
(amazonのKindleでもiBooksでも本を買える状況じゃないし
未来永劫本が読める所有権を買っているような部分もある)
アメリカさんの話はまた別の平行世界の話として
日本のこのこんがらかった状態をうまく抜け出るサービスが
出てこないと日本の電子書籍化は終わっちまうんじゃないか?
デバイス、流通形態、ソフト面、日本ではどこもNoGoodだね。
少なくとも、日本国内だけでも足並みが揃えばいいのに
意外と新しい波に翻弄されるもんですね。
(幕末の日本、黒船来航時のドタバタそっくりですね。)
龍馬さん…日本の電子書籍の夜明けは遠いんですかね?
ネタ元
マイコミジャーナルさん
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/08/20/049/(サイト移行で記事消滅)
Gigazinさん
https://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100824_ipad_magazine/
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