iPhone5SがA7で28ナノメートルの製造プロセス
Appleの悲願達成?
各国の法定で係争中の相手SamsungにA7プロセッサを発注してiPhoneやiPadに組み込んでいる謎の状態がずーっと続いていますが、その奇っ怪な状況を精算し、さっぱりとしたきぶんでA8プロセサを積んだiPhone、iPadを世の中に展開できる目処がついてきた模様。
つまり、
iPhone6のプロセッサは
Samsung製ではない。
可能性が高い…ということ。
米国時間7月10日付、The Wall Street Journalの新たな報道によると、2013年にAppleとプロセッサの製造契約を締結したモバイルチップメーカーのTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)が、部品の出荷を開始したそうだ。
AppleとTSMCがより高度なチップの開発で協力する見込みの2015年まで供給は続く予定らしい。
提携当初の2013年頃、多くのアナリストはTSMCの生産能力に疑問符をつけていたが、その不安は杞憂に終わったようで、28ナノメートルの製造プロセスで開発をしているA7プロセサを上回る20ナノメートルの製造プロセスでTSMCは現在Apple向けのプロセッサを製造中。(製造プロセスのサイズ的にこれがA8プロセッサっぽい。)
今後は更にプロセスのサイズを縮小化し16ナノメートル製造プロセスでのプロセサ製造の可能性を模索していくそうだ。
Samsungが契約を取り付けたとされるA9プロセッサのプロセスサイズは14ナノメートルなのでこれはA9とは違うようで、まだまだSamsungとの縁は切れないのかも。
(製造プロセスのサイズが小さくなればプロセッサが小さくできるので、電池の消耗も減らせるし、一般的に、熱も持たず高い性能が発揮できるとされますね)
ネタ元
アップルのモバイル製品向けプロセッサ、台湾のTSMCが出荷開始か
CNET Japan.さん
TSMC Starts Shipping Microprocessors to Apple
WSJ.さん