ギズモードさんの記事で開発者のApple Watch離れってのが書いてありました。
うーん。
まぁ、仕方ないといえば仕方ない。
ZガンダムでいうところのGディフェンサーだしな。
カツが乗ってチョロチョロするアレ。
Appleを擁護して考えると
WatchOS3が出るのを待ってるんだ。
とか…言えそうですが、そんなに開発者は甘くない気がします。
iPadの販売台数が有っても
iPadのコンシューマアプリ開発が非常に活発!
って話は聞かないのに、iPadよりも恐らく少ない台数のApple Watchに対して開発者諸氏は
「輝かしい市場性」を感じれるか?どうか?
といえば、微妙だろう。
百歩譲って
将来性/未来を感じる。
…という場合はWatchOS3待ちだろうしね。
んで、tvOSが思いの外盛り上がっているって言う書き込みが記事には有ったけど、推測だけど、tvOSはこれからHomekitが採用され家の環境を扱う上で必須のOSのになっていくのでは?と皆考えているのでは。
WatchOSに関しては、将来を妄想するにつけ「あの小さな画面」が主戦場になるってことは「出来そうなこと」のバリエーションが乏しく、幾つかのアプリが出てしまえばそれで終了☆ってことに成るのでは…。
あと、皆さんが忘れている最大の問題としては…
アプリにお金を払う文化を誰もが忘れ去ってしまったこと
だろう。
Apple自体もこの文化を駆逐し、無料アプリを出すことを推奨して久しいし、無料ってのは商売をする上で最大の謳い文句だからボロいわけで商い自体がふにゃふにゃに。
買うべきアプリの提示などをすることがもはや馬鹿らしくなり、レコメンドのアツさもなくなり、頻度も内容の濃度もショボショボになってしまったのでは。
広告を表示できるようにしたり課金しないと使えない機能を付けるなどすれば、アプリ開発者はボロ儲けだろ?
なんて考えていくと、例えば課金回避を企てる割れ厨対策や、どの広告プラットフォームを採用するか?といった細かい要対応な部分が山のように出てきて、小規模な開発チームでは対応が困難になりパンクするわけだ。
だもんで、無料アプリが出れば出るほどシンプルでクリティカルなアイデアを詰め込んだアプリは出なくなる訳だ。
嘆いてばかりも居られないし、僕さとーは提案をする人だ。
この状態を簡単に打破するには?
ってこともちゃんと考えておきましたとも。
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まず大前提、WatchOS3が素晴らしい物になり、Apple Watch2がバカ売れする。
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次に、WatchOSに限り有料アプリのレコメンドをきちんとする
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更に、WatchOS関連のアプリに報奨金を掛け、ルーキーを盛り上げる
既に大手になっているところをAppleは盛り上げるようだが、 それでは開発者のやる気はおきない。 みんなが知らないアイドルを発掘するような努力が、いま正に必要。
つまり、Apple WatchとWatchOSをとりまく環境が魅力的でキラキラ輝いているものに仕切りなおしをしなければならないということだ。
Apple Watchが物理的にキラキラしているってだけではなく、 その製品性や市場性が開発者のハートをグッと掴むものに 変えなきゃならないというとこ。
現状、Apple WatchはAppleは儲かるかもしれないけれど、開発者にとってそこにあるビジネスは非常に微妙なものになっていると映っては終わりっすよね。
AppleはWatchOSでアプリを作ることをiPhoneやiPadのアプリを作ることと同等の扱いにして野放し状態にしているが、WatchOSのアプリには広告収入を得るようなプラットフォームはないから、課金アプリでもない限り善意でのアプリ開発しか望めないって訳だ。
善意の開発?そんなもの長く続くわけがない。
母艦がないと動かないから。とか縛りがきついから。とかそういう話は表層のことでしか無いのだろう。
iPhoneやiPadはうまく行ったが、問題はiOSを離れた部分でAppleがエコサイクルを意識して開発者を導けるか?というところなのではないだろうか?
腐ってる場合じゃないぜ!