学校、教育機関向けの機能はおそらく一般の人は使うことがないままになりそうだったので、前の記事から分けてみました。
集中管理がしやすくなるのと、先生向けの管理機能やアプリ配信についてなど、ここ迄教育機関でむりくり使ってきたところの刷新をはかるバージョンアップという感じですね。
マルチユーザーに関しては、Androidなどでは標準で付いているものの、パーソナルなデバイスとして考えると、iPhoneやiPadは個人に1台というのがAppleのポリシーでしょうし、今回の教育機関は特例的につけているように思います。
要望があれば、恐らくマルチユーザーは付くような気もしますが、今後も一般のiPadなどにはつかないものと思ったりします。 なんせ、やればやるほど権限の切り分けってのは話が小難しくなりますから。 企業向けなどエンタープライズ向けにはiPad Proが出てきた関係で付く可能性がありますが、これもどこまで追うのかかなり限定的な話になりそうな予感。
さて、以下が概要です。
◆「マルチユーザーサポート」
1台のiPadを生徒が共有(音楽室の電子オルガンみたいなもの)
生徒は自分のIDでログイン。自分専用の環境が使える。
◆「Classroom App」
iPadを使った授業をサポートする教師向けアプリ。
生徒それぞれの学習の進捗を把握。生徒が触れてる画面がわかる。
ほかのページ見て遊んでるひとをコントロールできるらしいww エンタープライズようにも必要かもな。
◆「Apple School Manager」
アプリや生徒のアカウントを管理。
学校がApple IDの作成、アプリの購入、デバイスのセットアップなどをするのをサポート。
先生向けというよりも、学校向けのアプリと言った感じで、全体に関わるものみたいです。
◆「Managed Apple IDs」
パスワードのリセット、IDのグループ作成、権限の調整など。
管理者による学生向けのApple IDを一元管理するツール。
コチラは、作った後の管理をするアプリっぽいですね。
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情報源: Apple、iOS 9.3の新機能を公表/教育機関向け機能もプレビュー