GoogleはAndroidも有るのだけれど、iOSの検索エンジンとしてデフォルトで動くようにしたり、iOS向けのアプリを積極的に作ってきており、この程iPhoneに対向するようなNEXUSの展開を表明していた。
リッチなユーザーを取り込むためにより行き届いたハードを作る方針だとか。
サトヤ・ナデラ率いるMicrosoftはiOSだろうがAndroidだろうが、Windowsだろうが関係なくクラウドとサービスで商売をしていくことを軸に行動している。
Windows10が商売の柱であっても、ハードやOSに縛られることは間違っていると昨今急速な方向転換をしている。
Nokiaを受け入れたが、AndroidOSのハードは作らない方向に。
Amazonのジェフべソスは、Androidを丸裸にした挙句、自社OS風に仕上げてしまった。
しかも、ハードウエアをウマイこと商売に絡みつけているらしい。
そしてココに来てティム・クックも新しい方向性を示し始めた。
Apple Music アプリをAndroid上で展開。
「Android でもサービスを拡大できるかの”予備調査”だ」
と。
Android で他のサービスを展開できるかどうかということの観測気球?
おそらく、Apple TV向けのコンテンツやApple Newsなど、Appleが買い付けたコンテンツの再配布先になり得るかどうか、質の良いサービスを取り揃えたときに何割のAndroidユーザーが購買してくれるのかどうか?ということに興味が出てきたのだろう。
いままでは、Googleの狩場としてのiPhoneという立場も有ったが、Appleにとっての新しいマーケットとしてのAndroidというビジョンが目の前に開けたのかもしれない。
iPhoneやiPad、Macという製品ももちろん作ってはいるのだけれど、Appleはコンテンツプロバイダとしての道を踏み出しているのではないか?
もちろんiTunesなど、古くからコンテンツを集めるのはうまい会社では有ったのだけれど、小売店の大きなものをネット上に創りだすのではなく、メディアとしての存在を強いものにしていこうとしているのではないかと。
音楽、ニュース、ラジオ、ポッドキャスト、そしてテレビショー。
新たなメディアはAppleから。
そんな未来が近いのかもしれない。
情報源: アップルのクックCEOが「Android版Apple Musicは予備調査」と語る。Androidへのサービス拡大を検討か – Engadget Japanese