◆ちょっと不安なお話☆
情報源の共同通信さんでは既に「経営再建中」と言われてる東芝さんと、本気で「再建中」のシャープさんが「検討している」という話。
「白物家電」事業の統合で、政府と官民ファンドの産業革新機構さんが、日立製作所に合流を呼び掛ける方向で協議していることが21日、分かった。
まず、上の2行を整理すると、事業統合は東芝とシャープさんの願望ですね。
『呼びかける方向で協議』ってことだから、
東芝さんシャープさんと協議中で、産業革新機構さんが取り持って
日立さんに呼びかけようぜ!
って話し合いをはじめてるいレベルってことのようで。
ニュースソースとしてリークしてるわけだし、内々で話し合いを始めたってことか… もしくは、内諾のないままリークして既成事実を作っちゃうとか???
更に…
◆どこに売る?その土地での市場調査は?
革新機構が主導して「国内連合」を形成し、過当競争を解消する狙い。インターネットにつながる製品といった次世代技術への積極的な投資を進め、韓国や中国勢に対抗する。
ファンド主導での国内第二位の国内連合を、国内一位のパナソニックを省いて作るって話だけど、海外への競争力をつけるという話なら、連合体をつくり上げ開発するよりもマーケーティングが必要なのでは?
ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア、オーストラリアなど それぞれの市場での価格帯、競合製品の状況、 買い換えする際の鍵になるポイント、 なぜ日本製品の白物家電が受け入れられないのか、 現状考えている次世代製品がその壁を乗り越えられるのか、 ニーズに合った企画はできているのか?CMやパッケージング、 生活を踏まえた上で何を作るかを考えるとか…。 少なくとも上の2国はその辺りを執念深く調査し続けている。 日本で売れたから、とかそういうことではないのをよく知っている。
特に連合化する利点も不明瞭なままで、再建したいから今調子の良い会社にとりあえず吸収してもらうってのも微妙な話かと。
人数がいれば勝てる時代ではないし、 人数押しなら中国やインドの方が上でしょう
また既にシャープで活躍してた人は転職し尽くしている状態だろうし、調子の良い会社の成績の良さに対して、文化の違う大人数の合流は、調子の良い会社の調子そのものを失速させる可能性が有る。
何が問題で現在の状況に陥ったのか、検証が済んでいないうちに問題の原因かもしれない人員を引き渡すというのも前衛的な対処なのでは?
◆そこにある将来は誰が見た夢か?
次世代製品についてのくだり、ファンタジックな「インターネットに繋がる製品」という展望があるようだが、それは必要なのかどうか?
本気で調査をしたのか?
そういう生活をテストし、売れる要因になっているのか?
そしてそう言った文化を啓蒙し導入を指導していく大幅なコストが掛けられ、その大幅なコストを還元できるのか?
などデータの計測や未来に対する見解が算出済みなのでそれも見越した勝算があれば良いがのだが…。
ジャストアイデアだが、冷蔵庫や洗濯機はWebよりもセンサー技術との融合の方がまずはベターなのでは?とも思ったり。
もしくはそのセンサーが得たデータをGoogleやAppleに売りつける算段が立っており、そ個で得たお金が購入者の負担を大幅に下げるなどの算段があるとか。
なんとなくそうでないような…。
東芝といえば、サザエさんであり、光る東芝であり、身近な昭和であり、戦後のキラキラ光ってた日本であり…そんな象徴的な部分もあり
そこにあった強さ、かつて町の電気屋さんネットワークを駆使して地域に根ざすマーケティングをしていたが、それを国際化出来なかった部分はどうしてほったらかしなのか。
僕は東芝製の冷蔵庫や洗濯機を使っていたりもするけれど、ネットは特に必要ではなく、どちらかと言えば、運用時の稼働コストが下げられ、洗濯機に関して要望があるといえば、ガス乾燥機が付いてフワフワな仕上げができれば非常に良いのだが、意外とそういうことは無視されているようにも思う。
オール電化という「東芝らしい」スローガンがあり、大人の事情で仕方がないのか?
まだまだ製品追求の余地はあるだろうに、なぜにインターネット?
まだ白物家電にとってのツライ時代は続く気がします…。
否、このままでは白物家電はベトナム/インド製っていう時代がくるんでしょうね。
実はさとーがガス乾燥機が欲しいということを言いたかっただけ??
情報源: 日立に家電統合を呼び掛け – 共同通信 47NEWS