●通勤中の漫画雑誌購読。「ジャンプ」「マガジン」「サンデー「ガンガン」
「少年エース」「まんがタイム」などなど。学生時代から読み続けてる
マンガ雑誌、結構気晴らしにもなるから読んでる人、読みたい人、
読みたかった人は多いんじゃないだろうか?
(雑誌を卒業という話もよくあるがアレは本当なの?)
ただ
・電車で読むのは格好良くない
・かさばる
・捨てるのが面倒
・小銭が出てく
など
阻害要因が多かったためあきらめていた。
だがiPadが軌道に乗れば雑誌購読はたやすくなるし、
雑誌にとっても復権のチャンスになるだろう。iPadが出ることで
・スタイル
・重さ
・廃棄しなければならないストレス
等を取り払うから。漫画雑誌を読んでても、
はずかしくはなくなる。
(あの恥ずかしさは漫画雑誌を作ってる出版社に問題があるのだが…)
問題が有るとすれば
・コミック販売をブレーキ
・次世代読者層の育成不能
・雑誌購読中止の危機
・電子化によるデフレ
がある。
●問題的にはコレが一番クリティカル?
コミック販売ブレーキは来るだろう。時限消滅型のDRM
雑誌などを提供するのもありだが大体ロックが外されて
新しいロックを掛けてといういたちごっこになっていく構図だし、
DVDやブルーレイ販売みたいに大幅加筆をしたり
コメンタリーをつけるなど、付加価値のつけ方が
難しくなってくるだろう。
(特装版などが難しい)
●次世代読者層のファーム問題。
iPadなどに集中的にコンテンツ提供をしていくようスイッチしていくと、
iPadが買えないひとはパイでなくなるから紙の誌面は併せて
提供しなければならないのかも知れない。
(電子化への再編集の面倒が増えるだけ?)
●いきなり電子化はNG
上でも書いたけどiPadなどにいきなりスイッチすると
もって無い人は読めないし、あと、メディアのスイッチタイミングが
継続購読をやめるタイミングになってしまってはまずいので
電子化と紙は併走していかなければならないのでは。
また、電子化はある程度は必須の世界となるだろうから、
Web化のときに敬遠していた編集者たちも、そろそろ年貢を
収めるときが来たのではないかなと思います。
●デフレをストップしよう。
電子化のデフレをストップしよう。
これは、必須です。
そろばんをはじいて、輸送費や印刷費を抜いて
コミックの売れなくなる数や、販売数の下落をはじいて
きちんと理由のある価格が出れば、
消費者に買われる媒体になっていくのではと思います。
あとは、購買ターゲット層が分かるようになりさえすれば、
ジャンプ三原則などに代表されるような編集方針も
組みやすくなっていくのではないかなと思います。
●まずは、離れそうな客をつかんでは?
先にあげたような、恥ずかしいから、とか社会人になったから
という理由ではあんれて行きそうな客層を出版社はがっちり
iPadでつなぎとめてはいかがかなと思います。
別に出版社がやらなくても、どっかのスキャン職人がせっせと
スキャンするわけだから彼ら脱法してる人間よりも
早く性格でキレイで安価(支払うに値する価格)なサービスを
提供していけばいいのではないでしょうか?
●黒船集団来航
出版社は電子化をびびるんじゃなくて、もっと建設的な
話をしていければ、新しい地平が生まれるんじゃないかなってね。
頭脳派集団の集まりなのだから、こんな局面にも
対処できて当たり前かなっても思いますが、
蓄積した文化もあるから中々難しいんでしょうかね。
nenetでは受託でのアプリ開発のほか、
長期的スパンを踏まえた建設的な提案も可能です。
もし、お困りの方が居られたら、ご連絡いただければと思います。
(やきとり)