確かに『全員、他人事じゃない』って感じだ…。
東芝さん、
パソコン生産から全面撤退
するそうです。
杭州工場を売却。
ま、このタイミングで中国から撤退するってのは、 円安等も有るしいいのかもしれませんね。
んで、富士通、VAIO、それぞれの工場に生産を委託するそうです。
東芝は先日リークが有った
シャープは既に、SONYもそうだけど、東芝も解体されてる感じですね…。
【コラム】産業革新機構さん、「東芝」「シャープ」の白物家電部分を日立にくっつけちゃうの? #家電 https://t.co/6SoJGJqyWv @nenet_techdiner さんから
— ねねっとTechDiner[ゾンビ東京] (@nenet_techdiner) 2016, 1月 25
白物家電とは別の話。
富士通、更にVAIOとのパソコン事業の統合に向けて行動中。
中国・浙江省の杭州工場を売却。
生産から『全面撤退』する「方向」で「調整」しているそうだ。
中国企業との工場売却の交渉を進め中。
事業統合した後も…
?
『各社のブランドは維持』し…
東芝は「ダイナブック」の生産を富士通とVAIOの工場に委託。
って、
全然合理化してないような気が…。
選択と集中ではなく、
工賃が高くなった中国を離れ
円安で動かしやすい日本の業者に生産委託…。
ってこと?
東芝は「設計と開発に専念」
⇒生産コストを抑える狙い。
だそうだ。
-
東芝が上流工程で富士通とVAIO社はOEMの発注先。
-
東芝、富士通、VAIOの3社は事業統に向け協議中。
-
持ち株会社を設立し、傘下に3社のパソコン事業会社を置く。
-
生産拠点は富士通の島根工場とVAIOの安曇野工場に集約する。
-
東芝は島根や安曇野ではない。
-
杭州工場売却が決定次第、3社で事業統合を最終調整へ。
-
3社で年度内統合をしたい
-
杭州工場の売れ行き次第でスケジュールはずれ込む。
-
(上の状況を鑑みるに、統合は東芝主体)
-
持ち株会社の出資比率は協議中。
-
東芝、富士通ともに『資産を軽くしたい』『出資比率をなるべく抑えたい』。
ってことらしい。
VAIO社はSONYから切り離され死ぬ思いで突き進んでいたランナーのはずが、走っていたところ
【いいからタスキを渡せ!】
と突然進路に謎のランナー2人が黒服の人間とともに現れた感じですかね…。
そもそも初代黒歴史『VAIO Phone』なども有りますので、 VAIOさんが本気で走っているのかは不明。
なんというか
東芝>富士通>>>|越えられない壁|>(※VAIO)
くらいの雰囲気があるんですが、VAIOさん、先にスタート切ってたのに非常にアウェイな感じを先日から感じ取ってるのですが、そこら辺はどうなんでしょう?
合弁会社とうと、エルピーダとか、ジャパンディスプレイと同じ香りがする気もしますが、うまくいくかは上場しないかどうかという気もします。
株式市場への上場は会社を大きくする意味では有効ですが、 エルピーダは政局と為替に殺されたような気もします。
また、合弁前の状態に解体してみると、エルピーダの寄り合いは日立とNECだったけど、ジャパンディスプレイの寄り合いがSONYと東芝と日立だったから似てるかな…とも。
最近好調だった日立が入っていないということで、バランスがうまく取れるか、またVAIO社が看板をとられた子会社風情ということで、舐められてバランス関係がおかしくならないかが心配。
さらに、エルピーダやジャパンディスプレイのように、華々しく展開するのではなく、親会社が出資したくない意向を押し出しているので、上場して上場益を手中に収めるタイプの合弁ではなく、引力に引っ張られながらもどうにか飛び続ける鳥のような話に聞こえてきてなりません…。
まぁ、まだ始まってもいない会社の社内事情を心配するのは少し気が早いかな?
宮沢賢治の名作が頭をよぎる、そんな合弁のお話でした。