「違法ダウンロード刑事罰化」で「子どもも摘発対象」というのは問題か? #nenet

インターネットユーザー協会(MIAU)が違法ダウンロードの刑事罰化について
「権利者側が違法ダウンロードの主体と見なしているのは主に中高生だが、
その約半数はいまだダウンロードが違法になったことを知らない」
と日本レコード協会提出の資料を基に指摘しているそうで。

この状態で罰則が導入されれば
違法であることを知らない子どもが摘発の対象となり
「子どもに教育を受けるチャンスを与える間もなく
刑事罰化へと進むのはあまりにも拙速」
とな。

 

うーん。

どこまでがどうかわからないけど、
マジコンを子供にあてがう親とか普通にいたわけだし、
教育をする環境がこの世の中にはもう無いのでは…

誰かが作ったもの⇒著作物⇒権利は守る。

という社会的な価値観の保護をしていく姿勢と
それを盗用することへの罰則、というのは、確かに教育(伝承)しなきゃ
それが悪いことなのかどうなのかは、わからないまま大人になるんでしょうなと。

社会通念がわからないので
違法ダウンロードがなぜ悪いのかがわからない。
(刑事罰が起こるようなことだという認識がない)
というところがまず問題。

 

しかも、若い部類の人はカネを払うひとを「購買厨」などと煽り
購買活動を由としない風潮さえある。
大多数ではないにせよ、社会とは違う思考構造が定着している団体が
かなりの割合で属しているようで、悪の判定があいまいかと。

また、違法ダウンロードが悪いことだと社会倫理が認識できた上で
CDなどの音声データにどれだけお金を払う事になるのかは正直不明。
(お金は払うのは美徳ではないという世代間の認識がとにかく濃厚。)

・社会的な悪がわからない

・お金を払う気はない

という奇っ怪な状況に。
これではおそらく、音楽に関する商売はまともには成り立たなくなるでしょう。

 

立法までのプロセスにも問題はあるのかもしれないけど
現代の歪をどう解消していくかということは
このあたりで真剣に考えて行かなければならないのは事実。

 

見せしめに早めにひと組目の逮捕者をつくりだそうとしている。

 

というのは過激だけど「割れ行為」をしている人間を
年齢にかかわらず取り締まっていくことも重要かもしれない。

すくなくとも、法制化が進む間に「違法ダウンロード」の
存在を知らせたり、逮捕されることを知らしめることはたやすいだろうから、
子どもが逮捕される状況を未然にセーブすることは
それほど難しくないのではないか。
(学校があるから、共通したイメージの展開は可能)

 

 

価値を作り出すことでしか産業を起こせないような
資源と土地に恵まれていない国なのだから、
価値を保護する活動、取り締まりを強化することは
きちんとするべきところではとも思います。

 

また、音楽の著作権料を徴収していくことに主眼が行きがちですが
音楽を広める、たのしく音楽が聞けるようなそんな仕組みを
早めに作っていく必要があるのではないかと思ったリもします。

 

お金を払う気にさせる音楽が生まれてくれば
わりと簡単に問題は解決するのかもしれないし。
みんなが真剣に問題と向き合ういとぐちになるのだとも思います。

いま音楽問題で世の中が冷めているのは、
音楽自体が盛り上がってないことに問題があるのかなと思ったりね。

 

 

 

 

ネタ元

「違法ダウンロード刑事罰化」にMIAUが反対声明 「子どもが摘発対象に」

ITmedia ニュースさん

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