赤いiPhoneだけが発表されたのかな?と思ったら地味な新作がもう一本登場してた。
iPad9.7インチだ。
何でもかんでも新製品にAirってつけてたAppleさんは悔い改めたのか、製品からAirって名前を取り去るようになって来た。
まぁ、今ではiPad Airも特に軽くはないしな…
んで、最近は名前にProをつけて少しハイスペックで出荷するのが流行にあったのだけど…その流れもひと段落かな?
んで、今回のiPadは従来のiPad Proにも劣る製品=並製品なので特別な発表会もなく登場とな。
今回は…
Air2より
少し重い
少し厚い
少し速い
そんな感じ。
しかも採用されるチップはA9Xではなく素のA9チップを使用してる辺りもまた地味さをひときわ際立たせている。
また同時にiPhoneSEがマイナーアップデートしており16GBと64GBだったストレージを32GBと128GBに押し上げる変更を実施。
iPhoneSEは、iPhone6sで供給過剰になり処理に困っていたA9チップを使いiPhone5Sのケースにブッ込んだ代物。この小さなiPhoneを出したところ「思いのほか」売れたのでこの程マイナーアップデートという事のようだ。
Apple的にはインドなどでiPhone6の32GBバージョンという廉価版を再生産しているので、きたるべき完全64bit時代を目前にA8チップより上、32GBのストレージに全体を収めようとしているのかも。
また、上位機種がA10Xに移行するであろうiPad ProシリーズのためにiPad Air2のA8Xチップや本来順番的に採用されるA9Xのチップは増産せず、「iPhoneSEと共用」できる部品であるA9チップを採用。16GB、64GB、128GBというiPad Air2の構成は採用せずリニューアルしたiPhoneSEのストレージと同じ32GB、128GBでミドルレンジを固めようという気構なご様子。
今回のiPadに関しては、おそらくスマホやタブレットがコモディティ化した、ガジェット好きでない人もそれなりのデバイスを潜在的に欲しているという市場に対するAppleなりの答えである。
同時に最も安価に、少ないリソースでiPadを供給する手段なのだと思う。
※ガンダムでは無くジムやザクの思想。
ガジェットマニアな諸兄におかれましては、今回の製品は華麗にスルーで構わないかと。
親世代などへのプレゼントに渡すならこのiPadも悪くないとは思う。
が、まぁ、暫くは高みの見物で良いのでは?と思った次第。
情報源: 9.7インチiPad