一日割いてCP+いってきました。
久々のお出かけ取材なので、ちょっとウキウキでしたが、午前中はあいにくの小雨。
小雨降る中、港、横浜、パシフィコヨコハマ~♪(業務上、こういうアリバイカット必須)
まずは個人的な趣味もありRICOHさん擁するPENTAXのブースへ。
RICOHさんはtheta推し。
いたるところにタッチスクリーンやタブレットを設置し、全天球カメラの面白さ、可能性を打ち出していました。
THETAの販促展開は結構手堅いものがあり、デバイスとしてもコナレており、早いところ4Kなど高画素、高画質な方向に行けばいいのになぁと思うのですが、ひとまず今回のCP+では廉価版の発売中の品をプロモーションするというスタンスに留まっていました。
PENTAXとしてはKPとK-1推し。
APS-Cはどうするのさ?
という、問への応え、KPっすね。
KP自体はK-5譲りのシャッター音の静音性とK70などのバッテリーをもつエントリー機のステップアップ機という感じでして、その上にK-3IIが居る状態のようです。
KPに関しては、思いの外グリップがイイ。という評をよく耳にしますが、正にその通り。
この小さなグリップでも何の問題もなし。
そして、シャッター音がよく、落ち着いてレリーズできるので、写真を撮っていて楽しくなる要素がギュッと詰まっているのかな?という気がします。
なぜ、電池を小さくしたのか?という疑問は残りますが、K70からのステップアップ機ということを重視したのでしょう。
ラインナップとしてもK70、KP、K-3II、K-1、645ZまでOVFで取り揃え一連のラインナップと言った感じです。
でも、645Zのこの後の展開が少し気になったりも。
PENTAXブースの目玉?といえば、今回のCP+ではKマウントのレンズのモックが出ていました。K-1で初めてフルサイズ機が出たPENTAXですが、まだレンズが揃っていない部分もあり、高性能な単焦点レンズを出していくというスタンスをモックを出すことで示しえ行った感じですね。
このD FA *50mmF1.4?の詳細は全く出ていませんが、従来のFA50mmF1.4などのダブルガウスタイプではないのでは?と形から類推している噂もあり…ただ、鏡筒を覗き込んだところ、まだ粘土のモックといった様相で、レンズのようなモノが…(中には沢山の夢が詰まってましたとさ☆)
PENTAXに関して言えば、デジカメInfoさんで、ロードマップの更新のお知らせが出ており、D FA*85mmF1.4が新たにロードマップに記載されたそうです。
PENTAXはひとまず、K-1向けのレンズを拡充していくという姿勢は明確でその先の展開も期待していいのかなと、思ったり。
ロードマップ
85mmF1.4発見 pic.twitter.com/mOXCYnYyty— 八百富写真機店 (@yaotomicamera) 2017年2月23日
おー、ホントだw
そして、夢のコラボw
THETAがK-1のチョンマゲに…w
っと、これは、あくまでアイデアモックだということ。
THETAの全天球画像の中に、K-1で撮った動画が流れるという用途の分からない謎のデモをしていましたが、誰が使うのかな?という気も…。
個人的には、オフィショット的に周りの空気感も一緒に押さえておくという意味合いは有るのかな?と思ったので
「レリーズすると一緒に撮れるのですか?」
と質問してみたら
「これは、あくまでもイメージです☆」
と照れ笑いされました…。
645Zはこの後どう進化する?
645Zに関しては「OVFならではの扱いやすさがある。」という話はしていましたが、他社ミラーレスの追随を気にしているようで。でも、何らかの対抗策を用意するとか、ミラーレス化を考えるなどといった動きは毛頭ないようでした…。
ミラーレスといえば…
Qは過去のもの。
と思っていたましたが、勇気を出して聞いてみたら…
「ボディは新作を出さないがQの開発はしてますよ。」
と驚きの発言。
「もちろん、声援がないとプライオリティは下がっちゃうんですがね…」
と小さな声で言っていたので、山Qは微レ存状態になってしまったのかもしれませんが、
再来年あたり…?レンズが出るのかもしれません…。
って大丈夫なのか?そんなスピードで…。
そもそも、マウントがイキイキしていてアクティブユーザーが多い状態を確保していないと、レンズを作ってもなぁ。
Qもいいけど、フルサイズ機で新たにミラーレスマウントを作るとか、APS-Cでミラーレスを作るとかしないと、低廉で軽いPENTAXらしいアピールはできなくなってしまうのでは?と思ったり。
で、廉価版K-1はでるんすか?と聞いたら
「K-1出て間もないし、はっきり言ってアリませんよ。」
とな。
うーん。
KPを買うのか、K-3を買うのか…それくらいしか今の僕には買って応援ができないなぁ。
貯金していた部分がGFXとα7IIかEOS6Dに消えそうで少し切ない。
富士フイルムさん絶好調。GFX 50Sのハンズオンが大人気。
GFX 50Sのハンズオン&質問コーナーが展開していました。他社のブースはそれほど並びませんが、ここ、フジのGFXは中判カメラのミラーレスというものが、ハッセルブラッドに継いで新しい市場を切り開いている部分もあり、興味津々。みなさんウキウキしながら並んでいました。
個人的感想としては、EVFを覗いていると、X-T2などと同様の雰囲気ですが、背面液晶がキリッとしているので、ウエストレベルファインダーで撮ることを考えるとタッチフォーカス⇒ボタンでレリーズ。という流れも自然で、非常に良い撮影体験ができるのでは?とおもいました。
必要であれば、後日ファインダーを買い増すなんてこともできるので、EVFの熟成を待ちながら本機を使うっていうのも選択肢かもしれません。
シグマさんは、シネレンズ?
シグマさんはdpシリーズも一段落して、Foveonも特許切れこの先見通しが悪いところですが、逆に本業のレンズ販売が絶好調。
その売れてるアートラインのラインアップがドーンと会場に…と思ったら、そうではなく、会場のメインには、シネマレンズが鎮座しておりました。
で、商売のスイートスポットであるアートラインの新作は、壁際…。
従来、シグマさんといえば、白を貴重としたモデルさん、説明員さんがズラリ。という感じでしたが、今回大幅転換をして、説明員さんはオッサンが多くなり、モデルさんもいない状態に。
また、アートラインのハンズオンコーナーは、被写体に成るような蝶のオモチャとかそういうものは全く置いて無く、すぐ目の前が壁という謎のコーナー設定になっておりました。
長玉のハンズオンに関していえば、いつものように高い位置に長玉を試せるコーナーを設置しており、自由に楽しく製品を覗くことができたようです。
ドローンはプロ撮影機材に。
DJIさんはドローン出してました。
あとは、ジンバル雲台つきカメラを手持ちするOSMOっすね。
ドローンでDJIってのは、ほぼ定着してきたようで、撮影機材としてDJIのドローンを。という人向けのプレゼンテーション合ったように思います。
コンシューマ向けにはOSMOを推しており、ドローン由来のスタビライザーを使った揺れの少ない動画が撮れるというこの製品性をアピールしようとしていました。
(ただ、ドローンのプレゼンスペースが広いため、OSMOの紹介が散漫になってたかな?)
トキナーさんではFIRINをみよう!
僕が今回ぜひ触りたい!と思っていたのがこちら
トキナーさんのFIRIN 20mm F2 FE MF。
コシナさんのツァイスレンズやフォクトレンダー、SONYツァイスのLoxiaとも違う方向で触っていてコレはコレで有りだなという印象でした。
サイズ感に比べ軽量で、ヘリコイドも少し軽め、そこまで粘らない。後腐れなくガンガン使い込む撮影の道具に良いのでは?という感じでした。
絞り環が前方についているのが個人的にあれ?って感じでしたが、絞りの位置はLicaなどに準じているようで、慣れればなんとかなるのでしょうと言った感じ。
さらば、カメコの楽園CP+?
ココまで見てきた方はお察しの通り、今回はモデルさんや説明員さんが写真のイベントとしては考えられないくらいに少ない訳で…。
主催側が「女性の来場狙うぞ!」という事でこのようなことになっているようです。
今年のCP+は出展社側のおねいさんは明らかに控えめです。
ちなみに、オリンパスはスポーツ(バスケとかストリートダンス?)
シグマはシネマと望遠押し。と言った感じで、変わってきたなーと。
また、カシオのエクシリウムみたいに、女性のInstagramでの撮影にフォーカスを絞った構成にイベント全体を振り切ったブースも増えてきており「写真⇒カメコ⇒おねいさん」というステレオタイプな展示展開は昨年までで終了って話になるのかもしれません。
カメコの祭典は、オートサロンに譲るって感じでしょうか…。
東京モーターショーなど難産のすえ、なんとかカメコを追っ払い、クルマの未来を感じに行く場をなんとか維持しているショーもあります。ゲームショウも昨年あたりからカメコの来場に対して明確な対策をとってきました。
ただ、まぁ、CP+に関して言えば、カメラを中心にしたイベントで、お得意さん?なはずのカメコの人達を放り出すってのは中々凄い判断だよなぁ…とも。
なんなら、イベントを三部構成にするなどして、おねいさんエリア、機材エリア、コミュニケーションエリアに分けてしまうというのもいいかもしれませんね。
ILFORDがいたぞ!
イルフォードがいたぞ!そう、あのイルフォードだ。
イルフォードなんだけど…イルフォードのペーパーが出てましたw
もともとイルフォードの印画紙を扱ってた会社、ジェットグラフさんがイルフォードのペーパーを販売しているようでその、プレゼンテーションをハンズオン形式で実施していました。
会場のブース内でEPSONのプリンタとライトルームがその場に有り、イルフォードのペーパーを使った出力体験ができる体験会という感じですね。
実際、展示されてたイルフォードのペーパーを使った写真は、奥行き感があり、紙で随分違うな~というイメージに。
※すみません、写真撮ったつもりでいましたが、なかったので、チラシを掲載…。
アウトレットもCP+の楽しみの一つ☆
CP+の隠れた?楽しみにアウトレットでのお買い物が有る。
会場を出て、2階の奥に行くと、中古屋さんの即売会があり、その奥でおなじみの写真関連の用具やさんやPENTAXなどが軒を連ねてアウトレットセールをしています。
僕は、今回はエツミさんのブースでバッグを一個買いました。
モデルさんは少なくなり少し寂しい気もしますが、中々充実していたようにも思います。
そして、モデルさん、説明員さん掲載ページへ続く!
| 次のページへ>>
【おねいさん】CP+2017行ってきました!どうなる?写真業界… 2/3
【コミュニティ】CP+2017行ってきました! 第二会場ART BANK 3/3