ティムクックはインドで高笑いができるかな?
出店交渉、一度は突っぱねられたがAppleさんですが、「Apple Store」をインドに出店できるかも。って展開に。
Apple Store、リテールストアは商品のショーケースであり、Appleの文化やビジョンを体現する場所として世界各国に進出している。
その「Apple Store」をインドに!
ティムクックCEOが社長営業をするなど、かなりの熱量を割いてインドへの出店に取り組んでいるわけだが
なぜ?って思ったり、ピンと来なかったのだけど
人口統計をみて納得。
2015年の推計だが
総人口ナンバーワンの中国さんが約13億人の人口を。
そして、話題のインドさんには
約12億人
の人口がいるわけ。
実に二位。
数はパワー。
そこにマーケットがあるか?可処分所得の高い…という話ではなく 集団があればその数割はAppleにとっての顧客になる。 そして、その母集団が多いほど潜在顧客は大きくなる。
Apple StoreはAppleにとっての製品を広めるトロイの木馬であり、黒船なんでしょう。
コレは躍起になるwww
んで、インドさんはモディ首相が出したOKサインをぶっ潰してまでApple Storeの進出を止めたわけですが、条件付きでこのほどOKを出した次第。
その条件は…
「Appleは現地調達規則の要件(売るものの3割以上をインドのメーカーから調達すべし!って話)を満たさなくても、インドで初となるApple Storeの出店を認められるが、免除が適用されるのは最初の2~3年だけになるという。免除期間中、Appleは現地メーカーと契約を締結し、それらの契約の下、部品を現地調達して、最終的に現地調達規則の要件を満たせるようにすることが求められる。」
とな。
インドの財務省と商工省産業政策促進局(DIPP)さん方も虎の子をタダでは渡すまい!と高度な政治的交渉を続行中といった感じですね。
既にAppleさんは一部の充電器をインドのベンダーから調達しているそうで、インドで発売するApple製品はインド製、ってことも十分考えられる展開に。
マーケットを持ってる国、というかインドってのは強気で攻める国なんすね~。
少し不安になるところとしては、中国を攻め、インドを攻略した次に Appleはどういった戦略に出るのか?ということ。 右肩上がりの拡大戦略ってのは終点があるもんですからね。
まさに戦いっすね。
情報源: インド政府、「Apple Store」出店を条件付きで承認か – CNET Japan