一方SONYはマルチリモコンを作った。 ってか、SONYさんがAmazonのEchoみたいなものを 率先してして作る時代はもう来ないのかな?
Appleの出す音声家電リモコンコントローラーはカメラが付くらしいぞ!
って話。
アメリカのCnetさんが取ってきた話題っすね。
☆—-ココからはコラム。—-☆
現状AmazonのEchoっていう魔法瓶みたいなデバイスが一人勝ちらしい。
累計300万台で180ドル(日本円で約2万円)
約600億円か、実にイイ値段だw
コンテンツのないKindleになぜ数万払うんだ?
という議論をたまに耳にするけど、家電のコントロールとAmazonに注文をするために300万人が2万円を払ってるそうだ。
Echoの完成度が意外と高くて、未来感が有って便利ってことなんだろう。
Googleが先日発表したGoogle Homeで追っかけるらしいけど、たぶん流行らないんだろうな。とも。
なぜなら…
検索エンジンを提供し情報を取得し、その中に広告を出すことで収益を上げてる会社の情報収集機器を家に招き入れるか?という話だ。
可能性といえば「グーグル先生」を家に招き入れる。ということだが、グーグル先生という慣用句がどこまで信用に足るかが正にためさてているというところだろう。
そして、GoogleさんはGoogle Glassだったり、Nexusだったり、Microsoft以上に自社で物理的な機器を作り提供するのがうまくないような雰囲気がある。
この機器に惚れ込んで未来永劫一緒に過ごせるのか?
…ってね。
Amazonは、通販会社で、朝食べるシリアルや子どものおむつ、家電製品でも届けてくれる会社。生活に関わりがあり、ダンボールが時にデカイなと思うこともあるけれど、御用聞きとして家に出先機関が有ることは悪いことじゃないと思う人は多いと思う。
なんなら、スマホとかPCとか煩わしいものは無しにして、Amazonのコンシェルジュが家にいたっていいじゃないか!と、いうことをカタチにしたという感じ。
つまり、そこに必然的に需要があり、導入するストーリーが有る。
まぁ、売れたものを後から 「売れるストーリーがある!(ドヤッ)」とかいっても 余り面白い話じゃないので、この辺りで本題にシフトだ。
遅れてきた第三の男、Appleさんはジョブズ御大の個人的おもちゃと称され、最近はすこしばかり使えるようになってきたと評判のApple TVにEchoっぽい機能を合体させるっていうウワサ。
そして、そこにはカメラがくっつくとな。
先ほど話したGoogle Homeにはカメラの話はない。
Appleはカメラを入れちゃう。
この辺りが面白いところ。
Appleに生活が監視されてしまうのではないか?
という話は意外と少ない。
中国製のThinkPadやスマホやアプリにはバックドアが有ったり無かったりするわけだが、
AppleのiPhoneは
アメリカ政府と喧嘩してでも
セキュリティを守ろうという気概
をついこの間見せたわけで、また、セキュリティの独立性に関して言えば世界を逃げまわるスノーデンも他社と比較をすればだがApple推しだったりするわけで。
そのAppleが作る家用の製品にセンサーが付いたとして、悪いことはしないだろう。
というストーリーが出来そうだ。
まぁ、Apple嫌いなひとはそうは思わないのだろうけど、少なくともApple製品を買おうと思う人にとっては、Apple製品が自分の顔を認識したとしても、それは悪用をされないものと思うのではないかということ。
世界を席巻する製品にならないかぎり、ハッキングの猛攻に会うこともないだろうし、かつてのMicrosoftの役割は既にAmazonが果たしているわけで、Appleは必要充分なセキュリティを伴った製品を世に送り出していけばいいだけで、Appleらしい提案を家の中に提供できるのかもしれない。
かねてより噂されるハイレゾでの音楽の提供、高音質なオーディオセットをApple TVを軸にして提供。
コントロールするにはSiriに対する音声でも良いし、音声コントロールが好きでないなら、ソファに投げていたiPadですればいい。
ティム・クックが「iPhone7は手放したくなくなるような機能が付いている」と言っていたのはこの辺りなのかも知れない。
リークされてる図面から見るにiPhone7 Plusでさえ ズームレンズ付きの合成カメラがついて、 Lightningケーブルのクチが2つ付くってくらいだしなぁ…。
家の照明や温度、音楽などを含め手元のiPhoneのSiriで指示を出していく。
ハイレゾ音源の音楽をそのまま引き続き家でも聴き続けられる。
これも充分予見できるストーリーだ。
今回のカメラの話が面白いところは、予見を更に花開かせるところだろう。
Siriの問題というか、音声認識の問題だけれど、誰が喋ったコトバなのか?ということを茶の間でスマートに実現するにはリアルタイムに得られた声紋データに頼りっきりでは心もとないだろう。
家族の声は似てたりするしね。
で、声紋データと顔を紐付け、ライフスタイル=大体その場所にいる時間帯を紐付けておけば生活に併せた提案がしやすく成る。
現在家に居るのがオッサンでいつもいる時間であれば、朝はニュースを聞き、持っている株の株価の変動の話をタイムリーに提供する。
子どもがいれば、流行りの音楽を届けたり、プリキュアの放映時間をお知らせしてくれたっていいわけだ。
(オッサンに教えるというのも有用なのかもしれないが…)
もしくは子どもを幼稚園に送り出したところでホッと一息、奥さんの好きなボサノヴァをiTunesラジオから引っ張ってきて提供する。
などなど。
相手が分かっていれば分かること、ライフスタイルに対して提案できることは多くなるわけで、リビングに1台、寝室に1台など、部屋ごとにアシスタントを置いていくことも良くなるのかもしれない。
まぁ、そこまでAppleさんが追い込んだ製品を持ち出してくるかはわからないけれど、カメラを設置したということは、それだけ大きな話ができるのではないかということだ。
ココらへんは、家の中でセンシティブな話になるので、中華メーカーのホニャララが~
なんてことはおいそれと出来ないような気もする。
AmazonやAppleが暫く土壌を慣らしてから、後人がついてくるような気もしますが、それはまた別の話ということで。
情報源: Apple’s Echo rival could see you with built-in camera – CNET
情報源: スノーデンのプライバシーに関する助言:Dropboxは捨てろ、FacebookとGoogleには近づくな | TechCrunch Japan