電子マネーの再発見。またも日本は大きな波に飲まれるわけで。
★電子マネーだろ?違うのか?
Apple Pay、中国でスタート。
数日前のお話。
最大手の銀行と組んだり威勢のいい話。
NFCの非接触決済、日本で言うおサイフケータイだろ?
何が変わるのさ?
日本はもうすでにやってるじゃん
ってのが印象であり
興味の湧かないところだろう。
だけど、この後起こる事態は、全然違うんです…。
っていう話を夕食後、軽く考えてみた。
現在は…
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米国
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英国
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オーストラリア
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カナダ(大人気デビットカード「Interac」が未対応)
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中国 ⇒ New!
そして、今後は…
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フランス
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日本?(2016末前後?)
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スペイン他EU諸国?
ろいうところ。
日本は後回し。
通常のAppleは大きな市場よりも、可処分所得が多いひとがいる場所、自社製品にコミットしてくれるエリアを比較的早めに対処する傾向にあるのだけど、
どうも今回のApplePayは違う。
英語圏+中国。
個人的には、インドに行くか?とも思ったのですが、フランスに行きましたね。
中国が入ってきたことで大きく状況は大きく変わるとおもいます。
それは、バブルがはじけようがあまり関係ないはなしで…。
僕さとーが考えたシナリオはこうです。
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中国は圧倒的な人数がいる。
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スケールメリットを活かしてハードに掛かるコストを抑えられる。
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安いハード代を引っさげ、EU諸国などへ普及。
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更にハード代が安くなる。
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ガラパゴスなNFCを使ってる日本を同調圧力で仕留める。
だいたいこんな算段だと思います。
共通規格なのに日本の既存NFCではSuicaは使えてもiPhoneは反応しないのだとか。
先行している日本に合わせない。というのが、AppleやGoogleの上手さだったのだと思います。もし、日本が両方やっていたとしたら別の機器を作っていたかもしれません。
特許やその他の知財と利権が絡んでいると思います
中国がOKを出した時点でドミノだおしの様に世界は変わっていくわけです。なにせ、世界の総人口の1/5くらいは人間が居るのだから、その人数押しで機器を買い込んだ場合のスケールメリットは計り知れない。
こすしてNFCが使えるレジ周りの読み取り側の機器のリプレイス費をぐ~っと抑えられる状況が作り出せ、晴れて世界に展開していくわけです。
その余力で日本も押さえとく。
そんな流れになるのでしょう。
そもそも、日本では余りクレジットカードは使われていない印象ですので、この傾向も手伝って優先順位は下がっていくものと思います。
下手をすればスペインよりもあとになるかも。
(流石にそれはないかな?)
★何が便利になるのか?
現金を持たなくても良くなります。
現金を使うのが懐かしく珍しい時代がやってきます。 Suicaに慣れて、切符が懐かしいものに思えるアレです。
イメージとしては、行く店全部にSuicaがある感じ。
そして、VISAなのかMASTERなのか、信販会社の勝利会社が出てくる気もします。
だから余り変わらない。
★問題はそこじゃない。
最近、ネットで耳にした話では、悪名高きクレジットスコアが日本にも導入されつつあるようで、クレジットカードを使わなければならない世の中に突入しはじめている状況です。
クレジットスコアは簡単に言うとクレジットカードをどれだけ使い、 ちゃんと返済できたかを指標化したもの。 多く使って多く返したひとほどスコアがよくなる。 従来日本の感覚からすると不可解な部分もある。 アメリカが与信を簡略化するためにルーツとしては作り上げたが クレジットスコアが今では独り歩きしている。
つまり、特殊な文化を伴った、財布界の黒船来航って訳だ。
べつにApplePayが来なくても、すでにクレジットスコアは与信調査~家を買う時の担保の有無などを含め~クレジットスコアは使われているらしいので、クレジットカードを毎日便利に使える電子マネー決済が普及すれば加速度的に使われるわけで、それがたまたまApplePayやGooglePayだったって話で、とにかくスマホでのクレカ決済は加速度的に使われていくことになると思います。
何が良いか?というよりも、必要に迫られて。カードをだす、小銭を出すより早いから。というのが正しいかもしれません。
結果的に財布はそれほど使われなくなるし、指紋認証+NFCというApplePayは盗まれると使用できないなど、バランスの良いサービスになるので、そのまま浸透していくものと思います。
日本では、文化的に利用頻度が低いクレジットカードですが、クレジットスコアが幅を利かせてくる状態になると、恐ら一気に勢いをつけて使われていくでしょう。
更に、クレジットスコアとマイナンバーが絡みつくと、出納とお金に関するルーズさなどが判別できるので、与信調査にとってこの上ない強固なものになるでしょう。
そうなってくると、ひっくり返す事ができなくなり、 一度の転落で詰むことになる。
大きな世界的な紛争でも無い限り、こういった進行というのは加速度的にこの2年位で進み決着がつくと思います。
ポイントがつくからカードを使うのではなく「大きな買い物を将来したいからカードを使う」とか「信用能力を持つためにカードを使う」などという謎の状態になっていくものともおもいます。
日本的落とし所は、そこまでディープにならないのかもしれませんが、アニメPSYCHO-PASSでいうところの犯罪係数みたいなもの、信用スコア、クレジットスコアとマイナンバーを絡めたものが幅を利かせ、スコアが低いものは、お金が借りれないという事態が発生、社会的に抹殺されるのだろうなとも。
PSYCHO-PASSより救いがないのは、日本国内だけではなく、 世界で共有のイメージとして、クレジットスコアは流通する。
ドミネーターはないけど、信用指数みたいなモノが出てきて、 人の価値が数値化される世の中がやってくる。
中々SFチックで面白いな。と思った次第。
ApplePayはべつにAppleじゃなくてもよく、意外と目の前に利用する可能性が広がっているんだなと、今から意識するのもありかなと思った次第です。
先に得なカードを選んでおくのもいいのかもね。
情報源: Apple Payが中国やフランスで間もなく開始の噂、日本はどうなる | マイナビニュース