さて、Nenet TechDinerでのCP+最後のレポは
PENTAXのフルサイズ一眼レフデジカメ、K-1の紹介です!!
待ってましたぜ、この時を!
ショーケースに鎮座するK-1!!
タッチアンドトライ開始!
【外観ファーストインプレッション】
サイズはXQ1との比較でこんな感じです。
結構大きいのかな?という先入観で見に行きましたが、ほぼK-3と同じと思ってイイです。
バケペンぽいペンタ部分が少し大きくなったK-3と考えればいいと思います。あと、若干握り部分が「もっさり」大きくなったような気がします。
握りの感触としては、キヤノンの中級機に似ている「もっさり」感。
特筆するところといえば、メカメカしている。ってところ。
SIGMAのSD9を少し思い出しましたが、もう少し全体的に膨張している感じです。
SD9を思い出したのは右肩のモノクロ液晶が懐かしかったからかもしれません。 あと、ダイヤル側面の凹凸のパターンかな?
【ファインダーについて】
レリーズしてみると、画面内が赤く光るので何だかニコンのカメラを使っているような錯覚を覚えました。
33点の測距点については、凄く既視感が有り、あれ?K-3とかわんないじゃん?それどころか、*istDsと同じだよ…。と。
それもそのはず、フルサイズのフォーマットに合わせ、測距点のバランスも二回りくらい大きくしたようで、結局、位置的には同じ位置になってしまったという…なんとも不思議な状態に。
645でも同じ測距点を使えば、現状の狭い測距点を無理やり使ってる645より広くなるのでは?とペンタックスのスタッフさんに話してみたところ、ズッコケてましたので、どうやら645はしばらくZのままなのかもしれませんw
ファインダー内のスクリーン部分は中が赤いREDなのですが、亀マークなどは緑でそのままですし、ココらへんは馴れなのかな?とも。
現状K-01と*istDsが家に残ってるだけなので、 ペンタックスの最近の仕様はよくわかりませんが、 そのへんは変わってきているのかもしれませんね… そもそも、*istDsの時もスーパーインポーズ部分は赤かったし。
また、スクリーンの交換の代わりに黄金比率などの黒い罫線が表示されているようで、この罫線を消すことは出来ますか?と聞いたところ全部消すことさえ出来ますよ。とコメントを頂けました。
ですので、ホコリの混入を気にすること無く、スクリーン内の表示を変更できるということは、構図などの変更を意図する意味でも結構な利点になるのかもしれません。
そういえば、K-1のコーナーにはおねいさんがいませんでしたw 潔いくらいにもの凄く漢臭いゾーンになっていたww モデルさんを撮るカメラだ!ということは誰も思ってないのかなw
K-1、カメラ自体のレリーズ感は悪くないのですが、グリップが大きくもっさりしているので、キヤノンさんのカメラを使っているような雰囲気もあります。この辺は、サイズ感と重さの問題も有るのかもしれません。
中級機以上の存在感という意味では正解なのかもしれませんね。
ひとつ大きく気になった点としては、クイックリターンミラーが起こす、撮影時のシャッターショックに癖が有ったことです。
シャッターショック自体はそこまで大きくないのですが、船を漕ぐような『一度上がっていき、手元に向かってよいしょと動く』動作軸の変更が有るらしく、バチッと1回ではなく「ばー~ん」となんとなく、引っかかりつつ収まっているんだな。というシャッターショックがありました。
愛用のFA43を使った時の感触が知りたかったので、FA31とともに触らせてもらいました。
そうしましたら、先ほどのシャッターショックが軽減されホッとしました。
おそらくどの機体にも標準レンズとしてつけられていた18-105の鏡筒が大きく、僕の支持の仕方も問題が有ったのかもしれませんが、少しばかりショックに持っていかれていたのだと思います。
FA43mm Limited、FA31mm Limitedではそういったことは極々小さなことと取れるような感じに収まっていたので、従来のペンタックスファンの方にとってはとりあえず問題なしなのかもしれません。
FA31mm Limitedだと、バランスがいい感じになりますね。 K10Dの頃のバランスに近いのかな?
本当はFA77の立体感がどうなるか?が見たかったのですが、僕の触ったタイミングでは出払っていて無かった模様。
そして、ウワサの変態背面液晶。
引っ張って、ひねる事もOK!
わかりづらいですが、カメラに対してねじれの位置に有りますw
この多脚戦車のような謎の構造、面白いし、使いではありそうなんだけど、どうなんだww
思いの外、引き出すこの機構は、安定感があり、ひょこひょこ動く感じではないので、使っていていいとも思いました。
触った感じでは、高級な雲台を操作している時のような安心感が有ります。引き出してもモニタが重くクビをもたげる。などと行ったことは起こらず、グッと支持している感じでいいと思います。
ボール状の先端部分がしっかりと位置を決めて動いている感触があり、 思った以上に安心感が有る。
機構的には、金属の足の根元が、ボール状になっていて、そのボールがレールを滑り、限界に来たら止まるという構造になっていました。
なるほど。
シンプルな作りなので、壊れそうだという感触はありませんでした。どちらかと言えば、カメラ本体のボタンの多さなど、別の部分が壊れないか心配になるくらい。
あと、アイカップのシリコン部分がかなり柔らかく、両手と目の上のホネでカメラを三点支持しようとすると、フニフニしていてウマイこと支持できない事も気になりました。
ひとつ言えるのは、従来のPENTAXの製品とは違い、大きく思いということです。これは、645のそれとも違う、フルサイズの洗礼といったところでしょうか?
ちなみに、今後に関しても少し伺ったのですが、コンパクトに関しては、THETAや、防水防ショックデジカメなどのような変わり種、ニーズのある変わったものを出していく。というスタンスのようで。
また、気になる一眼レフの話ですが、
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フラッグシップ機はコチラK-1で、
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ボリュームゾーンはAPS-Cで
という布陣で今後は行くそうで
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Qに関してはかなりトーンダウンしている感じでした。
ファッションとしてはいいのだけれど、それ以上のカメラとしての効果が見込めないということのようです。スマホもあるし中々難しいのかもしれませんね…。
K-1は他にはないカメラになっているとも思いますし、写真を撮る人が面白がってレリーズできる、そんなカメラに仕上がっているように思えました。
実機が市場に出回るのはもう2月くらい先ですが、PENTAXの久々の意欲作ということもあるので、買ってみたいなと感じました。