X―37B米空軍『無人宇宙船』が674日間のフライトを終え地球に帰還 #宇宙 #無人

 米空軍の無人宇宙船「X―37B」=同軍提供

めずらしく宇宙の話。

米空軍の無人宇宙船「X―37B」が674日間のフライトを終え2014年10月17日午前、地球圏に再突入。
カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地に着陸したぞうだ。

約2年飛び続けた無人宇宙船の任務は謎のまま。

2012年12月11日にフロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられたこのX-37Bはミッション自体が終了している2011年8月31日に公式に終了したスペースシャトル計画のオービタに似た「飛行機にジェットのブースターを付けたようなボディ」で「最新鋭、最先端の再突入型宇宙船」であり、全長8.9m、全高2.9m、全幅は4.5m、重さ約5.5tとかなり小振り。

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OV-105エンデバー 全長:37m、全幅:23m、全高:17m、空虚重量78t
ウィキペディア「スペースシャトル」参照

当初飛行予定期間は約9カ月と発表されていたそうで、なぜ軌道上を674日間(22ヶ月、実に予定の3倍!)周回していたそうで…。

有人だったらこのアバウトな感覚はないでしょうね…

任務も謎、公表されている内容は先端の航行制御システムや断熱システムなどの技術実験といった一般的な内容のみらしい。

フライト自体は今回が3度目で再度の打ち上げが行われる可能性もあるそうです。
空軍は「目的を果たすためには複数回のミッションが必要になる。回数はまだ未定」と説明。

スペースシャトルは過去2度の事故で多くの犠牲者を出していたりするし、米空軍ではRQ-180など航空機でのドローン採用を推し進める動きもあり、宇宙開発や宇宙での軍事的防衛に関しても無人化を推し進めているのかもしれない。

とくに素材開発や航行技術の高度化を図る上では人の判断や感情などの入り込む余地はあまりないだろうし自動制御技術の向上も含めたうえで、最も高効率なミッションへのアプローチなのかなとも思うところ。

ただ、まぁ、こいつらが事故って墜落とか、悲惨な状況にならないことを祈る限り。
無人だと火薬を積んでないミサイルみたいなもんで、言い換えれば未確認飛翔体と言い換えることもできるわけで…。

スペースシャトルに代表されるような再突入型の宇宙船ができてきた頃はかなりの未来を感じていたところですが、宇宙開発に関しては(今回は軍事目的なのかな?)最近では足踏み状態だったところもあり、ドローン技術の発達などを通じて宇宙へのアプローチが再活性化しているのなら面白い話だなと。宇宙にある資源を地球に持ち込むなどの努力も近い未来可能になるようだし資源の枯渇などを回避する上でも、またフロンティアが消滅した世の中の新たな希望の場所という意味でも、今後の宇宙への進出に注目をしていきたい次第。

 
 
 スペースシャトル計画終了って結構最近なのね。

ネタ元

米無人宇宙船、約2年の飛行終え帰還 ミッションは謎のまま.

CNN.co.jpさん