米Adobe Systemsは10月6日ロサンゼルスで開催した
「Adobe MAX 2014」にて
Adobe Creative Cloudの新バージョン(バージョン1.8)と
連係する新モバイルアプリ群を発表!
リンク先で Adobe Max 2014 の動画が閲覧できます。
スマホやタブレット向けアプリの充実が図られたようでIllustrator関連の
アプリがリフレッシュして発表さらた模様。
Illustrator Draw、Illustrator Lineが
個人的には大きなアップデートかな?と。
あとは、写真をベクターデータにする
Shape CCは少し使ってみようかなと。
(ベクターデータが簡単に扱えるツールを探していたので)
発表ではセンターに位置しているPhotoshopやLightroom関連のアプリも
もちろんアップデート。
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9つのモバイルアプリを用意
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クリエイティブプロファイルを提供、書体やブラシの設定をクラウド管理
モバイルとデスクトップをシームレスに活用できるように再設計。
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CCデスクトップアプリを一新
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Surface Pro 3(Windows 8)などのタッチスクリーンをサポート
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Creative SDK1.0 パブリックベータの提供開始
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制作マンのビジネスマッチングをするTalent Searchが始動
ということと、会場に来てた人に Surface Pro 3 をおみやげとして提供…。
うーん。
Appleのデバイスへは業界標準として対応。
Windows陣営へは資金的なコミットでも有ったのかな?
まぁ、会場はロスなのであまり関係ない話だけど
気前のいい話だよなぁ。
あと、制作マンのビジネスマッチングとか、
アメリカでの仕事に興味のある人は問い合わせてみるのもいいかもね。
☆コラム追記☆
今回のアップデートはクリエイティブクラウド、CCをバージョンアップするというよりは、連携するアプリを無料提供し、その連携を強化して行ったように見えますね。
ただこれ、アドビ税なんてやゆされる月額料金制のサブスクリプション販売を強化させるための施策なんだなと今気づいたところ。
無料でIllustrator Drawなどをバンバン使っていると、連携先のIllustratorを使わざるを得ない。
そうなると、日本では大体個人で月額2000円を、年間24000円くらいをアドビさんに支払うことになるわけで。月額支払なので、24000円は無いかもしれないけど、作品作りを真剣に始めたら、24000円は必須の出費になってくる。
また、パッケージ版の購入をして作業をしていた人もタブレットでの下絵を描くのに慣れてしまったら、パッケージ版を離れてクリエイティブクラウドに流れるのが基本になるはず(そのためにアプリを無償提供しているのだから)。アプリはアドビ税を支払わせるための飴であり、一度使ったら二度と抜け出せない蟻地獄的な何かなわけで。
しかも、単体製品ならひとつき2000円くらいの出費で済むという、なんとなく安く済みそうな気分がその周りにはあるわけで。
この記事を書いている私、さとーもアプリベンダーの端くれとして活動しているわけですが、まぁアドビ税なんて揶揄してますがマネタイズをできないとその先サービスを提供できなくなるわけで、この記事を書いている事自体も危うい。というわけで。
アドビさんのこのエコサイクルは非常に優秀であり秀逸な抜け出せない、しかもそれほど腹が傷まないようにできているシステムなのではないか?とも思う次第。
ユーザーにとっては無料でアプリが提供されているわけだし、そのツールに魅力を感じたら毎月課金をされたって構わないってことなのかもしれない。
僕は後々拡大縮小ができるベクターデータでの作業が、作品的に陳腐化しないという意味で好きなのでこのシステムをゆくゆく課金して使うことになると思うので加筆した次第。
ソシャゲに課金して楽しむ行為が割りと理解を得る世の中になってきているが、無料で試して、良い物なら課金するなり広告閲覧をするなりして、そのサービスを支えていく文化がそろそろ根付いてきたのではないかと思う次第。
だって、サービスがただで提供されてるなんて、この資本主義の冴え渡る世の中でホンキで思ってる人はひとりとしていないわけだから。
いたとして、その人はエコサイクルのそとにいるのか、コミットがないかだろ?
パッケージ販売=永久ライセンスはそろそろ姿を消すのかもね。
ネタ元
Adobe、デスクトップとモバイルの連係を強化する新Creative Cloud発表
ITmedia エンタープライズ.
MAX Online – Adobe MAX 2014.
Adobeさん