DigiTimesによれば、Appleは2017年末に「マイクロLEDディスプレイを搭載した製品」の少量生産を開始する可能性があるそうです。と報じています。
Appleが2014年5月に買収したマイクロLED関連技術のベンチャー米LuxVue Technologyの努力が花開いた形でしょうか。2015年4月に台湾北部に新型ディスプレイの研究施設を開設しており、今回でたウワサの少量生産はここの成果なのでしょう。
マイクロLEDは極小のLEDを使ったバックライト不要のディスプレイで軽量。
薄型、広色域、高精細、省電力化が可能で次世代「Apple Watch」に採用されると噂されていました。
今回のウワサが製品版という話ですので、2018年春にはテスト版でない製品版の生産が市場に出るのかもしれません。
また「Apple Watch」だけでなく、iPhoneでの採用に踏み切ることが有れば、他社にはないアドバンテージをつかむことにもなるのではないでしょうか?
DigiTimesの情報には他の企業についても伝えています。台湾はマイクロLEDディスプレイの開発が勢いづいておりAppleの他にもFoxconn、サムスンがそれぞれ別のマイクロLEDディスプレイ技術を持つ企業を買収しており、2018年にそれぞれテスト版の製造を行うようで、2018年は何らかの技術的なターニングポイントがやってくるのかもしれません。
情報源: Micro LED to come into trial production in 2H17