AppleのiPadが日本でもやっと(4/28が有力?)されそうだが
Dellの創業者にして最高経営責任者(CEO)のMichael Dell氏は
「Android搭載タブレットがゆくゆくは
Appleの「iPad」を追い抜いてスレート市場の最大勢力になると考えている」
とインタビューで応えたらしい。
しかし「いつ追いつくか」は言及していない。
うむぅ…。
AndroidはケータイではファーウェイやDellの様な低廉でチープなデバイスを
提供することで数の上では優位に立った。
しかしながら、アプリを使うプラットフォームとしては微妙な感じなままである。
(実際にアプリ市場を見てみるとランキングには微妙なアプリ群が…)
Androidがケータイの分野どのように受け入れられたかを考えてみる。
世の中で電話は必要なメディアとして確立している。
電話をする機器としてもメーラーとしてもケータイは素晴らしい。
あとは、ケータイを動かすのに安くて電池が持つ必要充分なOSが欲しい。
⇒Androidがそういう需要にはまる。
⇒シンビアンやLinux、トロンも良かったがやり直したい
⇒ただ、他に競合になるフリーのOSはたまたま無かった。
⇒ケータイのOSとしての需要があったからAndroidが成立。( ⇒いまココ )
だが、タブレットは生活に必ずしも必要なデバイスではない。
今までに分野として無かったものだし
ビジネスにも受け入れられる可能性はあるけど
需要の定義がされきっていないことに問題がある。
需要が見込めてコンセプトが決まれば今の様な
デバイスのサイズが右往左往するような事態にはならない。
逆を返せば、いまは需要が見込めていない状態で
Appleが先行してしまったから、とにかく後を追うことを
優先させてしまっていて何となくフォーカスがぼやけた製品が
世の中に大量に出てきている感じかと。
iPadが成功しているのは開発環境、文化、提供アプリ、購入者に
ブレがないところにある。
iPadがどこで使われるものなのかが良く検討され
サイズが求められ、OSの最適化が行われている。
Dell氏の語る未来を実現する方法は有るには有るが
それには、Dellでもよいし、レノボでも良いしデバイスメーカーが
自信を持ってソリューションする分野を決めて
そこに対して真剣なアプリの開発と
ユーザーのサポートをすることで見つかるはず。
おそらく、Dellであればビジネス分野なのか
PCを使っていたような準生産的な分野なのかもしれない。
(Appleの様なコンシューマビジネスのお株を奪うのはDellでは荷が重い)
また、買収した企業の資産を使いゲーミングタブレットを真剣に作るのも良い。
(その分野はSonyがS1あたりで実践しようとしているが)
いつかはNo.1になる。
そんなアバウトな方向性ではマダマダ2年くらい
Appleを追い越すスピードに至るまで時間が掛かるのではないか?
あと、Dellやコンパックが取りここなってきたようなダンピング合戦での
No.1取得は産業にとっても不幸なことになりかねないから、そういう
不毛なことはもうやめたほうがいいじゃないかな?とも。
(文化を創るのではなく、生産力をフル回転し需要を満たすが
分野としての成熟を迎える前にパイを腐らせる可能性が高い)
iPad2が日本で発売するイブ前夜といったところなのに
KYな発言だなぁと思いながらポスとしてみる次第。
まず、ニーズが重要!
ネタ元
Dellさん
http://www.dell.com/
Cnetさん
http://japan.cnet.com/news/business/35002158/
ウオールストリートジャーナルさん
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703907004576279160412494024.html
アンドロナビさん
http://andronavi.com/accessranking?access_ranking_cat_id=&pay_or_free=all&period=weekly
WiredVisionさん
http://wiredvision.jp/news/201104/2011042620.html