★プレゼン前に気づいた
iPadアプリのプレゼンテーションをしにいく
クライアント先への道すがら気づいた。
iPadは、クラウドを人類が最も手軽に入れる初の端末ではないかって。
クラウドサービスといえばGoogle Appsなどを使いこなしている人も
多くいるけど、万人に提供するという意味では、
まだまだ敷居が高いレベルにあるとも認識していた。
Appleはかつて自転車くらいのレベルで使えるPC、Macを作ったメーカーだが
今度は自転車レベルで使えるクラウド端末を作ったのでは? ということ。
ターゲットは民衆。
PCが想定したターゲットよりリテラシーが低いひともドンと来い!だ。
★アプリを入れた事実の保持が重要
で、AppStoreでIDをキーに自分が好きなアプリを増やしていける。
iPhoneでもそうだが、その人が好きなものや趣向の方向性で
購入・登録しているアプリはずいぶんと変わる。
そして、どのアプリを買い込んだか、ということがAppStoreに残り続け、
しまいには、気づかぬうちに変えがたい個性=『アイデンティティ』になる
iPadが火災で焼けても、iPadが車に惹かれて木っ端微塵になっても
iPadの中身を形成する『アイデンティティ部分』は残る。
物理的なマシンは使いやすさ以外に、それほど多くの意味を成さない。
iPad以降にも多くのタブレットデバイスは出るだろうが、
選べるアプリの数と本などのコンテンツの数がものを言う。
★さらば、物理的な所有
本を買うという行為が、紙束を買う行為ではなくなり
村上春樹の書いたコンテンツたったり
作り出したフィクションの中身を買うことになる
紙の本を買うことは、レコードを買うような
ノスタルジックで象徴的な行為になるのだろう。
甲殻機動隊なんかで再現していたSF世界に
やっと現実世界が追いついたわけ。
もう、物理的な所有欲に縛られる世界は終わりなのかもしれない。
(本棚を埋め尽くすのが趣味の人は減っていくだろうし。)
★問題はクラウドとの断絶
Gmailがあるとき突然つかえなくなる、など問題が過去に発ししているが
AppStoreも似た事例が起こらないとも限らない。
アイデンティティの消失。
自分の保有していた知財の消滅。
クラウドサービスを手軽にしたAppleさんが抱える次の重荷は
各個のアイデンティティをきちんと保持し続ける義務にあるのかもしれない。
や、でも、いまは意識を大き解き放つこの端末の登場に
賛美をささげようではないか。
身体を捨て、ネットの向こうに行く日は近いのか?
ネタ元
リジナルなので佐藤の頭の中。
情報元
あにめはっく.jpさん
http://animehack.jp/manage/gmail.html